gold (更新: 2026/06/12)

純金積立の会社比較2026:手数料・コストで選ぶならどこ?楽天・SBI・田中貴金属・三菱を徹底比較

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純金積立の会社比較2026:手数料・コストで選ぶならどこ?楽天・SBI・田中貴金属・三菱を徹底比較

純金積立は「どこで始めるか」で長期的なコストが大きく変わります。同じ金額を積み立てても、選ぶ会社によって手数料が年間数千円〜数万円も違ってくるからです。

2026年は田中貴金属が2025年12月と2026年4月に立て続けに手数料ルールを改定するなど、各社のコスト体系が動いた年でもあります。最新の情報で比較しないと、古い数字のまま損な選択をしてしまうかもしれません。

こうじ
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この記事では、主要4社を「積立手数料」「地金引き出し手数料」「保管方法」の3つの軸で比較します。2026年6月時点の最新手数料を各社公式サイトで裏取りしているので、安心して読み進めてください。

なお、「そもそも純金積立とは何か」「インフレ対策としての金の意味」については、別記事で詳しく解説しています。仕組みからおさらいしたい方はこちらをどうぞ。

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結論:手数料・コスト最安は楽天証券、現物重視なら田中貴金属

純金積立はコスト重視なら楽天証券、現物重視なら田中貴金属を選ぶ図解

先に結論からお伝えします。純金積立をコスト最優先で選ぶなら、実質手数料が最も安い楽天証券が有力です。一方で、「いつか本物の金地金を手元に持ちたい」という現物重視なら、特定保管かつブランド力のある田中貴金属に分があります。

まずは主要4社の比較表をご覧ください。

口座積立手数料(月¥10,000)保管方法保管料年会費地金引出し
楽天証券実質1.15%*消費寄託¥0¥0100g ¥5,500
SBI証券1.65%特定保管¥0¥01kgから
田中貴金属2.80%特定保管¥0¥0**100g ¥16,500***
三菱マテリアル約2.5%(¥10,000で¥250前後)消費寄託¥0****¥0****別途手数料

* 楽天証券の積立手数料は通常1.65%(税込)。ただし楽天カードクレジット決済で0.5%分のポイント還元があるため、実質約1.15%。
** 田中貴金属の年会費1,100円はネットサービス利用で無料。ただし積立休止中に残高があると口座管理料1,320円/年が発生。
*** 別途、地金の送付手数料2,200円/回が必要。500g・1kgのバーは引き出し手数料が無料。
**** 三菱マテリアルの年会費は、オンライントレード申込+郵送物停止の手続きで無料。消費寄託は保管料無料、混蔵寄託は保管料が有料。

(※すべて税込・2026年6月時点で筆者が各社公式サイトを確認。条件の詳細は必ず各社HPでご確認ください)

こうじ
こうじ

ポイントは「毎月かかる積立手数料」と「出口で一度だけかかる引き出し手数料」を分けて考えることです。表だけ見ると田中貴金属が割高に見えますが、目的によって最適解は変わります。次の章から、軸ごとに深掘りしていきましょう。

積立手数料で比較:毎月のコストは楽天証券が最安

楽天・SBI・田中貴金属・三菱マテリアルの毎月の積立手数料を比較した図解

純金積立で毎月確実にかかるのが積立手数料です。積立額に対して数%が差し引かれる仕組みで、長く続けるほど効いてきます。

楽天証券:楽天カード決済で実質1.15%、業界最安水準

楽天証券の積立手数料は通常1.65%(税込)ですが、楽天カードクレジット決済を使うと積立額の0.5%分が楽天ポイントで還元されます。これを実質的な手数料の割引と考えると、実質1.15%相当となり、主要4社の中で最安水準です。

月1,000円から始められ、売却時の手数料は0円。保管料・年会費も無料です。日常的に楽天経済圏を使っている40〜50代の方なら、ポイントが貯まる分だけ実質コストをさらに抑えられます。

こうじ
こうじ

「とにかく毎月のコストを抑えたい」「コツコツ積み立てたい」という方には、楽天証券が第一候補になります。

SBI証券:手数料1.65%、ネット証券らしいシンプルさ

SBI証券の買付手数料は1.65%(税込)。楽天証券の通常レートと同水準で、年会費・保管料も無料です。月1,000円から積み立てられ、株式やETFと同じ口座で一元管理できるのが強みです。

ただしクレカ積立によるポイント還元は純金積立では設定がないため、純粋な手数料率で見ると楽天証券(実質1.15%)に一歩譲ります。

田中貴金属:積立額が大きいほど手数料率が下がる

田中貴金属の積立手数料は、月額積立額によって段階的に変わるのが特徴です。2026年1月の改定後は以下のようになっています。

月額積立積立手数料率
3,000〜29,000円2.8%
30,000〜49,000円2.2%
50,000円以上1.6%

少額だと2.8%と割高ですが、月5万円以上のまとまった額を積み立てる場合は1.6%まで下がり、ネット証券に近づきます。年会費1,100円はネットサービス利用で無料になりますが、積立を休止して残高だけ残っている状態だと口座管理料1,320円/年が発生する点には注意が必要です。

この2026年1月の手数料改定の経緯は、別記事で詳しく解説しています。

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三菱マテリアル:1,000円あたり定額の手数料体系

三菱マテリアル(ゴールドパーク)の積立手数料は、積立額1,000円につき25〜31円程度という定額方式です。月1万円なら250〜310円前後で、率に直すと約2.5〜3.1%。少額積立では田中貴金属と同程度か、やや割高になります。年会費はオンライントレード申込と郵送物停止の手続きで無料にできます。

こうじ
こうじ

毎月の手数料だけを見れば、少額なら楽天証券かSBI証券、月5万円以上のまとまった額なら田中貴金属の1.6%も選択肢に入ってくる、という整理になります。

地金引き出し手数料で比較:現物化するなら田中貴金属の仕組みを理解する

田中貴金属の金地金は小分けほど引き出し手数料が割高になることを示す図解

ここが純金積立の「出口」で意外と大きな差になるポイントです。積み立てた金を現物の地金(バー)として引き出すかどうかで、選ぶべき会社が変わってきます。

現物を引き出せるのは田中貴金属・楽天証券。SBI証券は1kgから

そもそも現物を引き出せるかどうか、そして最低単位がいくらかが会社によって違います。

  • 楽天証券:金は100gから引き出し可能。手数料は100g=5,500円/本+発送料2,200円/回
  • 田中貴金属:5g〜1kgまで幅広く対応。ただしバー指定手数料あり(後述)
  • SBI証券:金の引き出しは1kgからと単位が大きい
  • 三菱マテリアル:別途手数料で現物引き出しに対応

「少量を現物で持ちたい」という用途なら、100gから引き出せる楽天証券か、5gから対応する田中貴金属が現実的です。SBI証券は1kg(2026年6月時点で約3,000万円規模)からなので、現物化の柔軟性では劣ります。

田中貴金属は2026年4月に小型バーの手数料が値上げ

田中貴金属は、2025年12月の「重量指定の廃止(バー指定への一本化)」、2026年4月の「小型バー手数料の値上げ」と、出口のコストが立て続けに変わりました。2026年4月以降の金地金のバー指定手数料は以下のとおりです。

金地金サイズバー指定手数料(税込)
1000g・500g不要
300g・200g・100g16,500円
50g13,200円
20g・10g・5g8,800円

※1本あたり・別途送付手数料2,200円

ポイントは、500g・1kgのバーで引き出すなら手数料は無料で、小さく小分けにするほど割高になることです。たとえば5g(約14万円分)を引き出すと手数料率は約5.9%にも達します。逆に100g単位なら約0.55%まで下がります。

この改定の詳細と「3月中に引き出すべきだった人」の判断基準は、こちらでシミュレーション付きで解説しています。

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こうじ
こうじ

私も純金積立を10年以上続けていますが、「現物で持つなら、最初からある程度まとまった重量を狙う」のがコスト面では正解だと考えています。小分けは保管の安心感はありますが、手数料負けしやすいんです。

そもそも現物を引き出さないなら、引き出し手数料は気にしなくていい

ここは大事な視点です。「最終的に売却して現金で受け取る」つもりなら、地金引き出し手数料は一切かかりません。その場合、出口コストよりも毎月の積立手数料の安さを優先して選ぶのが合理的です。つまり、現金化前提なら楽天証券やSBI証券のメリットがそのまま生きます。

保管方法で比較:「特定保管」の安心感を取るか、コストを取るか

特定保管と消費寄託を安心感とコストの観点で比較した図解

純金積立の保管方法には「特定保管」と「消費寄託」の2種類があります。これは「会社が破綻したとき、自分の金がどう扱われるか」に関わる重要な違いです。

  • 特定保管:利用者の金を会社の資産と分けて管理。万一会社が破綻しても、自分の金はそのまま返還される
  • 消費寄託:預けた金の所有権を会社が一旦引き取り、同量の金を返してもらう権利を持つ仕組み。保管料が無料になりやすい

主要4社の保管方法を整理すると、特定保管はSBI証券・田中貴金属消費寄託は楽天証券・三菱マテリアルという分類になります(三菱マテリアルは有料で混蔵寄託=特定保管も選択可)。

こうじ
こうじ

材料系の視点で補足すると、金は化学的に極めて安定した物質で、保管中に劣化することはまずありません。だからこそ問題になるのは「金そのもの」ではなく「会社の信用リスク」なんですね。万一に備えて分別管理の安心感を取るなら特定保管、コストを取るなら消費寄託、という整理です。

ただし、いずれの保管方法でも引き出せば現物の地金を手にできる点は共通です。過度に心配しすぎる必要はありませんが、長期で大きな額を積み立てるなら、頭の片隅に置いておきたいポイントです。

タイプ別おすすめ:あなたはどれを選ぶべきか

低コスト・一元管理・現物重視・月5万円以上の目的別に純金積立会社を選ぶ図解

ここまでの3軸を踏まえて、目的別のおすすめを整理します。

  • 毎月のコストを最優先したい・初心者楽天証券(実質1.15%、100円単位でなく月1,000円から、ポイント還元あり)
  • 株やETFと同じ口座でまとめて管理したいSBI証券(手数料1.65%、特定保管、シンプル)
  • いつか本物の金地金を手元に持ちたい・ブランド重視田中貴金属(特定保管、5gから現物対応)
  • 月5万円以上のまとまった額を積み立てる田中貴金属(1.6%まで率が下がる)

迷ったときの考え方はシンプルです。「現金化前提なら毎月の手数料で選ぶ(=楽天証券)」「現物化前提なら引き出しやすさと保管方法で選ぶ(=田中貴金属)」。この2軸で大半の方は判断できます。

こうじ
こうじ

実際には「まず楽天証券で低コストに積み立てて、必要になったら現物化のために田中貴金属も併用する」という使い分けも現実的です。1社に絞り込む必要はありません。

【楽天証券】純金積立の詳細・口座開設はこちら

まとめ:2026年は最新の手数料で比較し直すべきタイミング

現金化なら積立手数料、現物化なら引き出しと保管で選ぶ純金積立の判断軸を示す図解

純金積立は、選ぶ会社によって長期コストが数万円単位で変わるものです。2026年は田中貴金属の手数料改定があったこともあり、古い情報のまま判断せず、最新の数字で比較し直すのがおすすめです。

本記事の要点をまとめます。

  • 毎月の積立手数料が最安なのは楽天証券(楽天カード決済で実質約1.15%)
  • SBI証券は1.65%でシンプル、株・ETFとまとめて管理したい人向き
  • 田中貴金属は少額だと2.8%と割高だが、月5万円以上なら1.6%特定保管現物の引き出しやすさが強み
  • 現物を小分けで引き出すと手数料負けしやすい。500g・1kg単位なら田中貴金属でも引き出し手数料は無料
  • 現金化前提なら積立手数料、現物化前提なら引き出し手数料と保管方法で選ぶ

純金積立は「今すぐ大きく儲ける」ための手段ではありません。しかし、インフレや円安に備える着実な資産形成の手段として、長期でじわじわ効いてきます。だからこそ、入口のコスト設計を最初にきちんと整えておくことが大切です。

こうじ
こうじ

材料系博士として、そして純金積立を10年以上続けてきた一利用者として言えるのは、「金そのものは裏切らないが、手数料は確実に積み重なる」ということです。最新の数字で賢く選んで、安心して続けていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。


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