【実体験】IIJmioからahamoに乗り換えた4つの理由:駅・タワマン・海外
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3年以上使った IIJmio から ahamo へ乗り換えました。あえて月額が上がる選択をしました。その理由は、ここ1〜2年で積み上がった次の4つでした。
- 駅・人混みで繋がらない
- 住まいが docomo 回線しか使えない
- 妻の5GBが足りなくなった
- GW韓国旅行の海外利用
このどれかに心当たりがあるなら、ahamo は比較する価値があります。
どうしてahamoに変えることになったのか、解説します!
理由1:駅・人混みで「あれ、繋がらない」が気になり出した

こんな場面で気になる事が増えました。
- 駅構内でアンテナは立っているのに、肝心のときに動かない。
- 休日の昼、駅構内のマクドナルドが混んでいる時間帯にモバイルオーダーを開いたら、注文画面の読み込みが終わらない。
- 平日昼に株価をチェックしようとアプリを開いても、チャートのところで5〜10秒クルクル回ったまま。
数秒が積み重なると「使えない時間帯がある前提で生活している」状態でした。
正直、生活パターンは変わっていません。それでも気になり出したのは、「この瞬間に動かない」ことの不便さに、自分の感度が追いついてきたからだと思います。
もうひとつ思い当たるのが、過去の乗り換え経験です。以前は日本通信SIMを使っていて、IIJmio に変えたときに「繋がる」体感がはっきり変わりました。あの感覚を一度知ってしまうと、頭のどこかで「まだもう少し速くてもいいはず」と思っている自分がいる。
IIJmio の「フルMVNO」としての技術的優位は、別記事で整理しています。
理由2:自宅マンション高層階では docomo 系しか選択肢がない

自宅は比較的マンションの高層階にあります。住み始めて分かったのは、au と softbank の電波が室内まで届きにくく、通話機能がまともに使えないこと。リビングで通話すると途切れ、ベランダでもアンテナが安定しない。この家に住んでいる以上、回線は docomo 系を選ぶしかないのです。
ここは補足が要ります。高層階で電波が不安定になりやすいこと自体は、特定のキャリアに限った話ではありません。遮るものが少ないぶん複数の基地局の電波が届いて干渉し合い、かえって品質が落ちることがある——KDDIの解説記事でもそう説明されています。うちの場合は、それが docomo でした。
だから乗り換え前に、家族や知人の docomo 回線の端末を自宅に持ち込んで、リビングや寝室でアンテナが立つか・通話が切れないかを確かめておくと確実です。
IIJmio でタイプD(ドコモ回線)を選んだのもこれが理由です。電波の強さ自体は docomo そのもの。
ただ、混雑時間帯の遅さ(理由1)を解消するには「docomo 回線で、かつ MNO(混雑時優先される側)」を選ぶ必要があります。
候補は事実上、docomo 本家か ahamo の2択。料金を比べれば ahamo の月額2,970円(税込)で30GB(2026年8月からはデータ増量おためしキャンペーンで40GB)が現実的でした。
理由3:妻の通信量が5GBで足りなくなった

家族の通信プランは長らく IIJmio ギガプラン5GB で揃えていました。妻は在宅勤務中心で自宅 Wi-Fi で完結する生活だったので、5GB で十分でした。
その前提が崩れたのが、ここ1年です。在宅勤務が減って外出が増え、子どもの送迎の待ち時間や、下の子に動画を見せるのに親のスマホを使う場面が増えた。結果、月の中旬には5GB を使い切るように。追加チャージで凌ぐこともできますが、毎月チャージを気にするのもストレスに感じるようになりました。
IIJmio の10GB 増量も検討しましたが、ahamo の月額2,970円(税込)で30GBと料金差が縮まります。しかも2026年8月1日からは「データ増量おためしキャンペーン」が始まり、料金は2,970円(税込)のまま40GBになりました。終了後は30GBに戻る前提で考えるのが安全です。
夫婦が ahamo で子供たちが IIJmio にすると、子供たちは5GBも使わないので2回線で1,600円程度、夫婦は ahamo 2回線で5,940円。合計は約7,550円になります。トータルで4,450円から約7,550円なので夫婦一人当たり月1,550円程度の通信費UPになります。
ahamo にすれば通信のことを考えなくて良くなります。そこに夫婦それぞれ1,550円/月を支払うかどうかの判断ですね。
理由4:2026年GW韓国旅行に備えてahamoに乗り換え

最後の決定打は、2026年ゴールデンウィークの家族旅行(韓国に寄港するクルーズ)に向けた事前準備でした。
出発の1ヶ月ほど前、「IIJmio で海外データ通信は使えるのか」を改めて調べました。結果、IIJmio で海外データ通信を使うには事前手続きが必要で、対応プランも限られていることが分かりました。当日の空港で機内モードを解除して終わり、というわけにはいかない。
そこで、海外で楽に使える方法を比較しました。現地 SIM や eSIM は旅行のたびに手配が要る。ポケット Wi-Fi は受け取り・返却の手間と料金がかかる。MNO 各社の海外ローミングも基本は別途申込みが必要。
調べていくうちに、ahamo が「契約しているだけで、海外91の国と地域で追加料金なしで30GBまで利用可能」という、ほぼ唯一の例外的な仕様だと知りました。申込みも別途料金も不要、現地で電源を入れれば日本と同じように使えます。注意が要るのは海外で最初にデータ通信を使った日から15日経過後の日本時間0時以降は最大128kbpsの速度制限がかかる点で、この制限はデータを追加購入しても、日本に帰国して通信するまで解除されません。
出発前に ahamo への乗り換えを決断し、実際に韓国・済州島へ上陸したときも、データローミングをオンにするだけで問題なく使えました。
私が乗り換えたときは、他社からの乗り換えでdポイント(期間・用途限定)20,000ポイントが進呈されました。ただし条件を1つ外すと1ポイントも入りません。受け取り方と、対象外になる落とし穴はこちらです。
乗り換え前に知っておく落とし穴と、しない方がいい人

落とし穴は4つ
- 海外は15日で頭打ち:海外で最初にデータ通信をした日から15日経過後の日本時間0時以降、最大128kbpsに制限されます。この制限はデータを追加購入しても解除できず、日本に帰国して通信するまで戻りません。短期旅行なら問題になりませんが、2週間を超える滞在では別手段が要ります。
- キャリアメールは使えない:ahamo でドコモメール(@docomo.ne.jp)は提供されていません。残したい場合は「ドコモメール持ち運び」月額330円(税込)を、ahamo へのプラン変更と同時に申し込む必要があります。変更後の申込みはできず、未申込のままプラン変更するとアドレスもクラウド保存のメールも削除されます。
- 店舗サポートは有料:無料の電話問い合わせ窓口はなく、サポートの基本はチャットです。ドコモショップでの手続きサポートは1回3,300円(税込)。
- 短期解約に契約解除料:2025年3月1日以降に新規契約した回線は、契約から1年以内の解約で1,100円(税込)がかかる場合があります。通常の利用を続けたうえでの解約であれば、解約金はかかりません。
ahamo にしない方がいい人
次の3つに当てはまるなら、IIJmio を使い続けるほうが合理的です。
- 月5GBで足りている:IIJmio のギガプラン5GB(音声SIM)は月額950円(税込)。ahamo の2,970円(税込)とは月2,000円ほど差がつきます。使わない容量に払う理由はありません。
- 昼の遅さが気にならない:昼休みに動画も株価も見ないなら、MVNO のままで困りません。
- 店舗サポートが必須:設定や手続きを対面で頼みたいなら、有料前提の ahamo は向きません。
我が家も全員を ahamo にはしていません。子どもの回線は IIJmio に残し、夫婦だけ ahamo にするハイブリッド構成です。使い方が違う回線を同じプランで揃える必要はない、というのが実際に組み直してみての結論でした。
乗り換える側か残る側かは、2問の診断でも振り分けられます。
乗り換え手順は3行で済む
- MNPワンストップでWeb完結:IIJmio・ahamo とも対応しているので、MNP予約番号の発行・取得は不要。ahamo の申込みフォームだけで手続きが終わります。
- SIMかeSIMかを選ぶ:eSIM対応端末なら申込み後すぐにプロファイルが発行され、その日のうちに開通できます。物理SIMはおおむね2〜3営業日で届きます。
- 所要は1〜2時間:dアカウント・本人確認書類・本人名義の支払い方法の3つが揃っていれば、手続き自体は1〜2時間程度です。IIJmio は ahamo 側の開通が完了した時点で自動解約されます。
実際の申込み画面の流れは、続編の第3弾で1ステップずつ追っています。
なお、JALのマイルを貯めているなら「JALモバイル」も選択肢に入りますが、IIJmio版と ahamo版があり、申し込む順番によっては ahamo の dポイント20,000ポイント進呈が対象外になるので、決める前に順番を確認しておくのが安全です。
まとめ:4つの理由が意味すること

振り返ってみると、駅・高層階・妻の通信量・海外。それぞれは別の現象ですが、共通しているのは「IIJmio が悪くなったわけではない」という点です。料金は2026年3月に15GB プランが値下げされ、独立系MVNOとして国内最大級の規模を維持しています。
「MVNO で足りていた時期から、足りない時期に入った」のが自分の家庭の現状認識です。逆に言えば、上の4つに当てはまらない家庭であれば、IIJmio で十分通用するというのも同じ話の表裏になります。
技術的な背景(なぜ格安SIMは混雑時間帯に遅くなるのか)を構造から整理した記事は、続編の第2弾でまとめています。
旅行に間に合わせるなら、出発日から逆算して2-3週間前には動き出すのが現実的な締切です。3年以上使ってきた MVNO の良さを認めた上で、自分の家庭の事情で乗り換える。そういう判断もあるという話でした。
よくある質問
IIJmioからahamoに乗り換えるには?
IIJmio・ahamoとも MNPワンストップ方式に対応しているため、MNP予約番号を取らずに ahamo の申込みフォームだけで完結します。用意するのは dアカウント・本人確認書類(運転免許証かマイナンバーカード)・本人名義のクレジットカードか口座情報の3つで、事前準備が揃っていれば手続き自体は1〜2時間ほどです。eSIM対応端末なら申込み後すぐにプロファイルが発行され、物理SIMはおおむね2〜3営業日で届きます。IIJmio は ahamo 側の開通が完了した時点で自動的に解約されるので、自分で解約手続きをする必要はありません。手順の詳細は「IIJmio から ahamo 乗り換え手順」の記事にまとめています(2026-08-16 ahamo公式サイト・IIJmio Q&Aで確認)。
ahamoの落とし穴は?
大きいものは4つです。海外は最初にデータ通信をした日から15日経過後の日本時間0時以降に最大128kbpsへ制限され、この制限はデータを追加購入しても、日本に帰国して通信するまで解除されません。キャリアメール(@docomo.ne.jp)は提供されておらず、残すには「ドコモメール持ち運び」月額330円(税込)を ahamo へのプラン変更と同時に申し込む必要があります(変更後の申込みは不可)。無料の電話問い合わせ窓口はなく、ドコモショップでの手続きサポートは1回3,300円(税込)です。加えて2025年3月1日以降に新規契約した回線は、契約から1年以内の解約で1,100円(税込)の契約解除料がかかる場合があります(2026-08-16 ahamo公式FAQ・ahamo公式サイトで確認)。
ahamoにしない方がいい人は?
月のデータ量が5GBで足りている人、昼休みや通勤時間帯の速度低下が気にならない人、対面の店舗サポートが必要な人です。この3つに当てはまるなら、IIJmio を使い続けるほうが合理的です。IIJmio のギガプラン5GB(音声SIM)は月額950円(税込)で、ahamo の2,970円(税込)とは月2,000円ほどの差がつきます。我が家も子どもの回線は IIJmio に残し、夫婦だけ ahamo にするハイブリッド構成にしました(2026-08-16 IIJmio Q&A・ahamo公式サイトで確認)。
IIJmioからahamo以外に乗り換えるなら?
povo や LINEMO なども候補になりますが、選べるかどうかは自宅や職場で実際に入る電波で決まります。povo は au 回線、LINEMO はソフトバンク回線なので、我が家のように docomo の電波しか安定しない環境では最初から外れました。docomo 回線が必要なら、選択肢は実質 ahamo か docomo 本家の2択です。JALのマイルを貯めたいなら ahamo に JALモバイルオプションを付ける「JALモバイル powered by ahamo」もありますが、申し込む順番によっては ahamo の dポイント20,000ポイント進呈が対象外になるため、順番の確認が要ります。
IIJmioとahamoの速度はどちらが速い?
昼休みや夕方など回線が混み合う時間帯は、MNO である ahamo のほうが構造的に速くなります。ahamo はドコモの4G・5Gネットワークをそのまま使い、通信速度もドコモのプレミアプランと同じです。一方 IIJmio は MVNO で、ドコモから借りた帯域を利用者どうしで分け合う仕組みのため、混雑時間帯に落ち込みが出やすくなります。逆に回線が空いている時間帯なら体感差はほとんどありません。なぜ MVNO が混雑時間帯に遅くなるのかという構造は「格安SIMはなぜ遅いのか」の記事で整理しています(2026-08-21 ahamo公式FAQで確認)。
ahamoとIIJmioをデュアルSIMで併用できる?
ahamo は eSIM と物理SIM の両方に対応しているため、デュアルSIM対応端末であれば他社のSIMと組み合わせて使うこと自体は可能です。ただし ahamo公式FAQ は、ドコモ回線での動作は確認済みとする一方、ドコモ以外の回線との組み合わせについては動作確認を実施していないと回答しています。IIJmio との併用はこの動作保証の対象外にあたるため、うまく動かない場合に公式サポートを頼れない前提で判断してください(2026-08-21 ahamo公式FAQ・ahamo公式サイトで確認)。
一次ソース
- ahamo公式FAQ「『データ増量おためしキャンペーン』とは何ですか?」(2026-08-16確認)
- ahamo「料金・データ量」公式ページ(2026-08-16確認)
- ahamo「海外データ通信」公式ページ(2026-08-16確認)
- ahamo公式FAQ「ドコモメール(@docomo.ne.jp)は使えますか?」(2026-08-16確認)
- ahamo「ドコモショップにおける有料サポートについて」(2026-08-16確認)
- ahamo公式FAQ「ahamoについて電話で問い合わせはできますか?」(2026-08-16確認)
- ahamo公式FAQ「ahamo回線を解約する場合、解約金はかかりますか?」(2026-08-16確認)
- ahamo公式FAQ「ahamoの通信速度はどのくらいですか?」(2026-08-21確認)
- ahamo公式FAQ「利用できるエリアを教えてください。」(2026-08-21確認)
- ahamo公式FAQ「デュアルSIMは利用できますか?」(2026-08-21確認)
- IIJmio Q&A「MNPワンストップ対応事業者へのMNP転出は可能ですか?」(2026-08-16確認)
- IIJmio Q&A「ギガプランの月額料金を教えてください。」(2026-08-16確認)
- KDDI TIME&SPACE「タワマンやエコガラスは電波が届きにくい?」(2026-08-16確認)
- IIJmio「ギガプラン15ギガプランの月額基本料金改定のお知らせ」(2026年3月1日改定)(2026-05-24確認)
- IIJ 2026年3月期決算説明資料(2026-05-24確認)
※料金・キャンペーン条件は変更される場合があります。手続き前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。