ahamoは海外でそのまま使える──韓国・済州島で使った設定と注意点
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海外旅行のたびに、現地SIM・eSIM・ポケットWi-Fiのどれを手配するかで迷っていました。
結論から言うと、ahamoは契約しているだけで、海外91の国と地域で追加料金なしでデータ通信が使えます。別途の申込みも、海外用プランへの変更も要りません。私自身、2026年のゴールデンウィークの家族クルーズで韓国・済州島に上陸したとき、そのまま使ってきました。
ただし海外側の上限は、2026年8月のデータ増量で国内が40GBになった後も公式ページの表記は30GBのままです。この記事も海外は30GB を前提に進めます。
仕組み・iPhone/Androidの設定手順・済州島での実利用・航海中の船上は対象外という落とし穴・WiFiレンタルとの家計比較まで、順番に見ていきます。
数年間MVNO(格安SIM)を使ってきた身なので、「海外は別途手配」が体に染み付いていました。ahamoに乗り換えて、その前提が一つ消えたのは素直に驚きでした。
ahamoが海外で「そのまま使える」仕組み

そもそも、なぜ追加申込なしで海外で使えるのでしょうか。これは ahamo の海外データ通信がプランに最初から組み込まれているからです。docomo の国際ローミング網を使い、海外91の国と地域で、月額利用料無料・追加料金なしで使えるよう設計されています。
普通のキャリアの海外ローミングは「1日いくら」「使う前に申込み」が基本です。ahamo はそこが違い、「契約している=海外でも使える状態」になっています。現地で特別な操作をしてプランを切り替える、といった手順がありません。
仕組みとして押さえておきたいのは、海外で使えるデータ量は国内のデータ量と合算される点です。ahamo の基本プランは月額2,970円(税込)で30GB(2026年8月のデータ増量おためしキャンペーン期間中、国内は40GB)。この枠を、国内で使っても海外で使っても同じ財布から減っていくイメージです。「海外専用に別枠で付く」わけではありません。ただし公式の海外データ通信ページに書かれている海外側の上限は30GBで、増量分の10GBが海外にも適用されるかは記載がありません。海外は30GBを前提に計算しておくと、現地でずれません。対象となる91の国と地域の一覧はahamo公式サイトで確認できます。
技術的には docomo の国際ローミングに乗っているだけなのですが、「申込み不要・追加料金なし」というパッケージにした点が他社と違う部分です。利用者から見れば、難しいことを考えなくていい、ということになります。
なぜ私が ahamo に乗り換えたのか、海外利用を含めた4つの理由は別記事にまとめています。
iPhone/Androidの設定手順

やることは1つだけです。スマホの「データローミング」をオンにする。これだけで現地のネットワークにつながります。事前の申込みは不要です。
iPhone の場合(機種・iOSバージョンで名称が多少変わります):
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をオン
Android の場合(機種・メーカーで名称が変わります):
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をオン
現地に着いたら、電源を入れてデータローミングをオンにすれば、自動的に使えるようになります。私は念のため、出発前にこの設定の場所だけ確認しておき、済州島に上陸してからデータローミングをオンにしました。数十秒でアンテナが立ち、すぐにLINEが届いたのを覚えています。機種ごとの設定名称や最新の手順はahamo公式サイトで確認できます。
ここで一つだけ注意があります。公式も案内している通り、無料Wi-Fiに接続しているつもりでも、データローミングがオンのまま海外データ通信が発生すると、その分は当月のデータ量を消費します。宿や船内のWi-Fiにつないでいる間など、データ通信が不要なときはオフにしておくと無駄がありません。私は「上陸中はオン・船に戻ったらオフ」を基本にしていました。
実体験:韓国・済州島に上陸したときの使い方と30GB

2026年のゴールデンウィーク、家族4人(夫婦+子ども2人)でクルーズに乗りました。韓国と西日本をまわる航路で、韓国では済州島に寄港して上陸観光をしています。ahamo を契約しているのは夫婦の2回線で、子ども2人は IIJmio のままです。
済州島で船を降りて最初にやったのは、データローミングをオンにすることだけ。それで日本にいるときと同じ感覚でつながりました。事前の申込みも、現地SIMの受け取りも、Wi-Fiルーターの手配もありません。
上陸中の使い方はこんな具合です。
- 地図アプリで移動ルートと店の場所を確認
- 翻訳アプリ(カメラ翻訳で看板やメニューを読む)
- 撮った写真をその場で家族に共有
- 営業時間や戻りの集合時間の調べもの
上陸して観光できるのは半日ほどなので、使ったデータ量は30GBの枠から見ればごくわずかでした。「残量を気にしながら使う」場面は一度もありません。動画を浴びるように見るのではなく、地図・翻訳・写真共有が中心の使い方なら、数日〜1週間程度の旅行でも30GBが足りなくなる心配はまずないだろうというのが正直な見立てです。
「地図と翻訳が現地で普通に動く」だけで、旅先の不安はかなり減ります。事前手配が何も要らなかったのが、いちばんありがたい部分でした。
クルーズならではの落とし穴:航海中の船上は ahamo の対象外
今回いちばん「知っておいてよかった」と思ったのがここです。航海中の船の上では、ahamo の海外データ通信は使えません。洋上には各国の基地局がなく、船が用意しているのは衛星経由の海事ローミングなので、「海外91の国と地域」という枠の外側にあります。
我が家は航海中、船内の有料Wi-Fiを別途購入して使いました。これは ahamo とは関係のない出費です。そして航海中は、データローミングをオフにしておくのが安全です。オンのままだと海事ローミングを掴んでしまい、想定していない料金が発生する可能性があります。ahamo が効くのは、あくまで寄港して上陸したあとの現地ネットワークだと考えておくとズレません。
クルーズを検討している人は、「ahamo があるから旅行中の通信費は0円」とは計算せず、船内Wi-Fiの料金を旅行予算に入れておくのが現実的です。
ここで書いたのは、寄港・上陸という短時間の利用で確かめた範囲の話です。滞在が長くなる場合は、次の章の15日制限が関わってきます。
注意点:15日制限・通話別料金・大盛りも海外は30GB

「そのまま使える」は本当ですが、知らないと困る制約が3つあります。ここは ahamo 公式で事実を確認した上で書きます。制限の適用条件は変わることがあるので、最新の内容はahamo公式サイトで確認できます。
1. 海外で15日を超えると速度制限がかかる
海外で最初にデータ通信を使った日から15日経過後の日本時間0時以降、通信速度が最大128kbpsに制限されます。たとえば4月1日に海外でデータ通信を始めた場合、4月15日までは通常利用でき、4月16日午前0時から制限がかかります。
注意したいのは、この制限はデータを追加購入しても解除されないこと。解除するには日本に帰国してデータ通信を行う必要があります。数日〜1週間の旅行なら関係ありませんが、2週間を超える長期滞在や、海外赴任のような使い方には向きません。
2. 通話は別料金(着信でも料金が発生)
海外データ通信は追加料金なしですが、通話は別扱いで料金が発生します。海外では電話を受ける(着信する)場合も着信料がかかります。SMSも海外からの送信は1通100円(受信は無料)です。連絡はLINEなどデータ通信でのやり取りを基本にすれば、ここはほぼ気にせず済みます。
3. 大盛り(110GB)に入っていても海外は30GBまで
ahamo には大盛りオプション(基本プラン2,970円+大盛り1,980円=合計4,950円(税込)で110GB。2026年8月のデータ増量おためしキャンペーン期間中は120GB)がありますが、大盛りに加入していても海外で使えるのは30GBまでです。30GBを超えると送受信最大1Mbpsに制限され、これもデータ追加購入では当月末まで解除されません。「大盛りだから海外でも110GB使える」と誤解しないようにしましょう。
2026年8月の増量でも、この30GBという数字は動いていません。公式の海外データ通信ページは、大盛りに加入していても海外は30GBまでと記載したままで、増量分の10GBが海外にも適用されるかどうかは公式に記載がありません。
つまり、増えたのが確実なのは国内側だけです。渡航前にデータ量を計算するときは、国内40GB・海外30GBという前提で組んでおくと、現地で見込みがずれません。
普通の旅行で30GBを使い切るのは難しいので、そもそも海外目的でわざわざ大盛りにする必要はありません。国内の増量とは切り離して考えるのが、いちばん間違いが少ないところです。
WiFiレンタルと比較:どっちが安いか家計試算

ここが家計管理の目線で一番気になるところです。「ahamoで足りるのに、WiFiレンタルにお金を払う意味はあるのか」を試算してみます。
前提は、我が家の実体験そのものではなく、一般的な韓国旅行(4泊5日・ポケットWi-Fi 1台をレンタル)を想定した試算として置きます。
ポケットWi-Fiレンタルの相場は、韓国向けで1台あたり1日500〜1,000円程度(容量・業者で変動)。仮に1日700円・1台を借りたとして、5日間で約3,500円です。受け取り・返却の手間と、バッテリー切れのリスク、台数を増やせばさらに費用がかかる点も実務上は無視できません。
一方 ahamo は、毎月の基本料金(2,970円)の中に海外で使えるデータ量が含まれているので、旅行のために追加で払うお金は0円です。我が家も、済州島の上陸観光で使ったぶんの追加費用は0円でした(前章のとおり、航海中に使った船内Wi-Fiだけは別途購入しています)。
| 項目 | ポケットWi-Fiレンタル | ahamo |
|---|---|---|
| 旅行用の追加費用 | 約3,500円(5日・1台) | 0円(基本料金に込み) |
| 受け取り・返却 | 必要 | 不要 |
| バッテリー管理 | 必要(充電切れリスク) | スマホ本体のみ |
| 使える人数 | レンタル台数しだい | 契約している回線ぶん(我が家は夫婦2回線) |
もちろん、家族全員が格安SIMのままでahamo回線が1つも無い、という家庭ならWiFiレンタルやeSIMが選択肢になります。ただ、普段から1〜2回線をahamoにしておけば、旅行のたびの手配と追加費用が消える。これは年に複数回旅行する家庭ほど効いてきます。我が家が夫婦をahamoにした理由の一つが、まさにこれでした。
実際に IIJmio から ahamo へ乗り換える手順と、「夫婦ahamo+子どもIIJmio」のハイブリッド家計試算は、別記事で詳しくまとめています。
よくある質問
Q. ahamoは海外で本当にそのまま使える?追加申込は必要?必要ありません。ahamoは契約しているだけで海外91の国と地域で追加料金なしでデータ通信が使えます。月額利用料も無料で、別途の申込みも不要です。現地でスマホの「データローミング」をオンにすれば使えます。
Q. 2026年8月のデータ増量(30GB→40GB)は海外でも使える?ahamo公式の海外データ通信ページに記載されているのは「追加料金なしで使えるのは30GBまで」という数字で、大盛りオプションに加入していても海外は30GBまでと書かれています。2026年8月のデータ増量おためしキャンペーンで増えた10GBが海外にも適用されるかどうかは、公式に記載がありません。渡航前にデータ量を計算するときは、国内は40GB・海外は30GBという前提で組んでおくのが安全です(2026-08-16 ahamo「海外データ通信」公式ページで確認)。
Q. 海外で15日を超えるとどうなる?海外で最初にデータ通信を使った日から15日経過後の日本時間0時以降、通信速度が最大128kbpsに制限されます。この制限はデータ量を追加購入しても解除されず、日本に帰国してデータ通信を行うことで解除されます。
Q. ahamoの大盛り(110GB)に入っていれば海外でも110GB使える?使えません。大盛りに加入していても、海外で使えるのは30GBまでです。2026年8月のデータ増量おためしキャンペーンでも、公式の海外データ通信ページの表記は海外30GBのままで、増量分が海外にも適用されるかは公式に記載がありません。30GBを超えると送受信最大1Mbpsに制限され、データを追加購入しても当月末までは解除されません。
Q. 海外で韓国を使うときの設定は?iPhoneは「設定 > モバイル通信 > 通信のオプション > データローミング」をオン、Androidは「設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク > データローミング」をオンにします(機種により名称は異なります)。事前の申込みは不要で、現地でこの設定をするだけで使えます。
Q. 海外での通話料は無料になる?なりません。海外データ通信は追加料金なしで使えますが、通話は別料金です。海外では電話を受ける(着信する)場合も着信料が発生します。データ通信とは別の扱いなので、連絡はLINEなどデータ通信でのやり取りが基本になります。
Q. クルーズ船の上でもahamoの海外データ通信は使える?航海中の船上では使えません。洋上には各国の基地局がなく、船で使えるのは衛星経由の海事ローミングになるため、ahamoの「海外91の国と地域」の枠の外側です。私は航海中は船内の有料Wi-Fiを購入して使い、データローミングはオフにしていました。寄港して上陸すれば現地のネットワークにつながるので、そこからは通常どおり使えます。
まとめ
ahamo は契約しているだけで、海外91の国と地域で追加料金なしでデータ通信が使えます。現地でやることはデータローミングをオンにするだけ。GWのクルーズで韓国・済州島に上陸したときも、その操作だけで日本と同じようにつながり、地図・翻訳・写真共有が中心の使い方では30GBの枠にかなり余裕がありました。
2026年8月のデータ増量おためしキャンペーンで国内は40GBになりましたが、公式の海外データ通信ページの表記は30GBのままです。増量分が海外にも適用されるかは公式に記載がないので、海外は30GB前提で計算しておくのが安全です。加えて、15日を超えると速度制限がかかる・通話は別料金・大盛りでも海外は30GB上限、という制約は知っておく必要があります。クルーズなら、航海中の船上は対象外で船内Wi-Fiが別途必要になる点も計算に入れておきたいところです。それでも、数日〜1週間の旅行であればWiFiレンタルの手配と追加費用をまるごと省ける点で、普段から1〜2回線をahamoにしておく価値は十分にあると感じました。
ahamo の公式仕様(月額2,970円(税込)・通常30GB/2026年8月のデータ増量おためしキャンペーン期間中は国内40GB/海外91の国と地域で追加料金なしで30GBまで利用可能(大盛り加入中も30GB。ただし海外で最初にデータ通信を使った日から15日経過後の日本時間0時以降は最大128kbpsの速度制限)/契約事務手数料0円/申込はオンライン完結)は、最新情報を公式サイトで確認してから手続きしてください。なお、通常の解約では違約金は発生しませんが、短期解約など特定条件に該当する場合は1,100円(税込)の契約解除料が請求されることがあります。
ahamoの最新情報・お申し込みはこちら
一次ソース
- ahamo「海外データ通信」: https://ahamo.com/services/roaming-data/index.html (海外91の国と地域・申込不要・追加料金なしで使えるのは30GBまで/大盛りオプション加入中も海外は30GB/15日経過後に最大128kbps・帰国して通信するまで解除不可・2026-08-16確認)
- ahamo「海外旅行にはahamoがおすすめ!海外91の国・地域でデータ通信が利用可能」: https://ahamo.com/special/roaming01/
- ahamo よくあるご質問「海外で15日以上利用できますか?」: https://faq.ahamo.com/faq/show/2442
- ahamo よくあるご質問「海外で利用時のデータ量・データ通信料を知りたい。【大盛り加入中の方】」: https://faq.ahamo.com/faq/show/2429
- ahamo「料金・データ量」(30GB 月額2,970円・大盛り+1,980円で110GB・事務手数料0円): https://ahamo.com/plan/index.html
- ahamo「海外ローミング」(着信料・SMS送信100円): https://ahamo.com/services/roaming/index.html
- ahamo よくあるご質問「『データ増量おためしキャンペーン』とは何ですか?」: https://faq.ahamo.com/faq/show/4124 (2026年8月1日〜・手続き不要で自動増量・30GB→40GB・月額2,970円(税込)のまま・大盛りは120GB・JALモバイル powered by ahamo契約者も対象・終了時期未定・2026-08-14確認)
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