ahamoのかけ放題は必要か?損益分岐は「月25分相当」──通話パターン別に計算した
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ahamo の申込み画面で最後に迷うのが、かけ放題オプション(月1,100円)を付けるかどうかだと思います。基本プランにも「5分以内の国内通話は無料」が付いているので、その上の1,100円が本当に要るのかが判断しづらい。
判断を「なんとなく不安だから付けておく」で済ませると、月1,100円は年13,200円、夫婦2回線なら年26,400円になります。逆に、必要なのに付けないと従量課金が積み上がります。どちらも家計としては痛い。
この記事では、かけ放題を付けるべき境目を「5分を超えた通話が月にどれだけあるか」という1本の物差しに落として計算しました(数字はすべて税込・2026年7月時点で ahamo 公式を確認)。
我が家は2026年5月に IIJmio から ahamo へ乗り換えました。オプションは「不安で買う」と必ず高くつくので、通信費は毎回こうやって数字で線を引いています。
結論:5分超過の課金が「月50回=25分相当」を超えたらかけ放題が得
ahamo の通話まわりの料金は、実はこの3つしかありません(税込・2026年7月時点・ahamo公式で確認)。
- 対象となる国内通話なら、1回5分以内は無料(回数は無制限)
- 5分を超えた分は30秒ごとに22円(秒数は30秒単位で切り上げ)
- かけ放題オプション=月1,100円で対象となる国内通話が24時間無料
つまり損益分岐は単純な割り算です。1,100 ÷ 22円 = 50課金単位(=25分相当)。
1か月の「5分超過後の30秒課金」が50回でかけ放題とちょうど同額、51回以上ならかけ放題のほうが安い。これが唯一の判断基準です。
ここで数えるのは通話時間の合計ではなく、あくまで5分をはみ出した部分の課金回数である点に注意してください。しかも秒数は30秒単位で切り上げられます。たとえば5分1秒の通話は、はみ出したのが1秒でも1課金単位(22円)。これを51回繰り返すと、超過の実時間は1分にも満たないのに1,122円で、かけ放題を上回ります。「実時間で25分」ではなく「課金回数で50回」——ここが数え方の勘所です。次の章で、通話の長さ別に表にしました。
通話1回の長さ別:月何回でかけ放題が安くなるか
「課金50回」と言われても自分の通話に当てはめにくいと思います。そこで、よくする電話の長さから逆算した表を用意しました。1回あたりの課金単位と通話料、そしてかけ放題(1,100円)より安くなる最少の回数です。
| 1回の通話時間 | 5分超過分 | 30秒課金 | 1回あたりの通話料 | かけ放題が安くなる最少回数 |
|---|---|---|---|---|
| 5分以内 | 0分 | 0回 | 0円 | 何回かけても0円(かけ放題は不要) |
| 6分 | 1分 | 2回 | 44円 | 26回(25回で同額の1,100円) |
| 8分 | 3分 | 6回 | 132円 | 9回(1,188円) |
| 10分 | 5分 | 10回 | 220円 | 6回(5回で同額の1,100円) |
| 15分 | 10分 | 20回 | 440円 | 3回(1,320円) |
| 20分 | 15分 | 30回 | 660円 | 2回(1,320円) |
| 30分 | 25分 | 50回 | 1,100円 | 2回(1回で同額の1,100円) |
この表の読み方はシンプルで、右端の回数に達したらかけ放題、それ未満なら基本プランのままです。カッコ内の「同額」は、その回数ではちょうど1,100円で損得が付かないという意味なので、そこは好みで決めて構いません。
見えてくるのは、「電話の本数」より「1本の長さ」が効くという構造です。5分以内の電話は何本かけても0円なので、短い連絡が多いだけの人はかけ放題を付ける理由がありません。逆に1回30分の長電話なら、月2回でかけ放題のほうが安くなります。
通話パターン別の設例:うちはどっちか
もう少し生活に近い形で、4つの設例に当てはめてみます(いずれも本記事で作った仮の設定です)。
設例A:連絡はLINE中心、電話は宅配便や予約確認だけ1〜3分の電話が月20回。対象となる国内通話なら5分を超えないので通話料は0円。かけ放題は明確に不要です。ここで1,100円を払うと、年13,200円をまるごと捨てることになります。
設例B:保育園や仕事の連絡で、8分前後の電話が月5回超過は3分×5回で、課金は6回×5=30回=660円。かけ放題より440円安いので、付けないほうが得です。「毎週のように電話する」体感でも、1本が10分未満なら意外と分岐に届きません(8分の電話なら月9回が境目)。
設例C:実家に月2回、20分ずつ電話する超過は15分×2回で、課金は30回×2=60回=1,320円。かけ放題のほうが220円安い。分岐を越えます。ただし差は月220円なので、「毎月かならず2回かける」かどうかが効いてきます。
設例D:役所や窓口への問い合わせで、保留込み30分を月1回課金50回=1,100円で、ちょうど同額。月2回になればかけ放題が安くなります。ただしこのケースは、先に発信先の電話番号を確かめる必要があります——理由は次の章です。
設例BとCの差は、電話の回数ではなく1本の長さです。体感の「よく電話する」はあてになりません。判断するなら、通話明細を一度は見るのが早道です。
計算より先に確認したい「定額の対象外」
ここが、かけ放題でいちばん誤解されるところです。かけ放題オプション(および5分以内の無料通話)には定額の対象にならない発信があります(ahamo公式の料金ページ注釈で確認)。
- (0570)ナビダイヤル・(0180)テレドームなどの他社接続サービス
- (188)の特番
- 番号案内料(104)
- 衛星電話/衛星船舶電話
- SMS
- 海外での発着信・国際電話(WORLD CALL)
実務上いちばん効くのがナビダイヤル(0570)です。企業のカスタマーサポート、保険会社、予約センターの窓口は0570が非常に多い。長電話の主因が「サポートの保留待ち」なら、月1,100円を払ってもその通話料は別途かかります。設例Dも、発信先が0570・0180・188などの場合はかけ放題の対象外なので、まずかけている電話番号を確認してください。
もう一つ、家族に電話する人が引っかかりやすいのが家族間通話です。ドコモのファミリー割引には家族間通話無料の特典がありますが、ahamo回線からの発信はこの無料の対象外で、ahamo通常の「5分無料・5分超は30秒22円」が適用されます(ドコモ回線からahamo宛への発信は無料側です)。「家族割があるから家族への長電話はタダ」という前提で計算すると外します。
だから判断の順序は、こうなります。まず長電話の相手が定額の対象かどうかを確かめ、その上で「5分超の課金が月50回」に届くかを数える。順序を逆にすると、対象外の通話を数に入れたまま「かけ放題が得」と誤判定します。
決め方:まず1か月、通話明細を見てから決める
判断に必要な自分の通話データを持っていない人が大半だと思います。その場合、私はいったん付けずに1か月使い、実数を見てから決めるほうが合理的だと考えています。
体感より明細が早いので、先に見る準備をしておきます。通話明細は My docomo の料金明細サービスから確認できますが、利用には事前の申込み(無料)が必要です(ahamo公式FAQ)。乗り換えた月のうちに済ませておくと、その後の判断がラクになります。
実測する1か月に発生する通話料は、50課金単位までなら最大1,100円——つまりかけ放題と同額が上限です。そこを超えた分だけが「付けておけばよかった」差額になります。一方、要らないのに付け続けると、気づかないまま年13,200円が流れる。まず小さいほうの金額で情報を買う、という順番です。
そのうえで、申込みのルールは先に押さえておく必要があります(ahamo公式FAQ)。
- かけ放題は月途中でも申し込める。ただし適用されるのは申込み後の通話だけで、申込み前の通話料にさかのぼって適用されることはない。
- 料金は日割りにならない。利用日数にかかわらず月額1,100円(新規契約・MNP同時申込みの場合のみ、申込月は日割り)。
- 解約もオンライン手続きから可能。
つまり「長電話が始まってから慌てて付ける」は効きません。引っ越しの手続き、保険の見直し、実家の用事が重なる月など、長電話の予定が分かった段階で、通話する前に申し込むのが正しい順番です。日割りもないので、付けるなら月初が有利になります。
この性質を逆手に取れば、必要な月だけ付けて翌月に外す、という買い方もできます。固定費として持たず、要る月だけ買う発想です。その場合は手続き画面で適用日を確認してから通話を始めてください。
我が家は2026年5月に IIJmio から ahamo へ乗り換えた際、かけ放題は付けずに基本プランのまま契約しました(乗り換えの家計試算も、かけ放題を含まない基本料2,970円ベースで出しています)。
かけ放題を付ける前に、料金の全体像も合わせて確認する
かけ放題は単体で見ると1,100円ですが、家計に効くのはオプション込みの月額合計です。ahamo は基本2,970円に、かけ放題1,100円・大盛り1,980円を足していく構造なので、両方付けると月6,050円になります。ここまで来ると「格安」の実感からは離れます。
通話とデータの両方で迷っているなら、先に全体像を押さえてから個別のオプションを判断するほうが早いです。
まとめ:かけ放題は「不安」ではなく「課金50回」で決める
- 損益分岐は5分超過後の30秒課金が月50回(25分相当)。50回で同額、51回以上でかけ放題が安い(1,100÷22=50)。
- 秒数は30秒単位で切り上げなので、実時間ではなく課金回数で数えるのが正確。
- 通話1回あたりで見ると、10分なら月6回・15分なら月3回・20分なら月2回・30分なら月2回からかけ放題が安くなる。
- 対象となる国内通話なら5分以内は何回かけても0円。短い連絡が多いだけの人にかけ放題は不要。
- 0570・0180・188・104・衛星電話・SMS・海外発信は定額の対象外。長電話の相手がサポート窓口なら、付けても請求は減らない。
- ahamo発信は家族間通話無料の対象外。家族への長電話も従量課金になる。
- 月途中でも申し込めるがさかのぼって適用されず、日割りもない。長電話の予定が分かったら、通話する前に、できれば月初に申し込む。
通信オプションは「安心料」という言葉で判断を止めがちですが、かけ放題に限っては境目が課金50回という一つの数字で出ます。通話明細を1か月ぶん見れば、迷う余地はほぼなくなるはずです。あなたの家では、5分を超える電話は月に何回ありますか。
よくある質問
Q. ahamoのかけ放題オプションは月いくらですか?月額1,100円(税込)です。これを付けると対象となる国内通話が24時間かけ放題になります。付けない場合も、対象となる国内通話なら1回5分以内は回数無制限で無料で、5分を超えた分だけ30秒ごとに22円がかかります(2026年7月時点・ahamo公式で確認)。
Q. ahamoのかけ放題は月何分の通話から元が取れますか?5分超過後の30秒課金単位が月50回(25分相当)でかけ放題1,100円とちょうど同額になり、51回以上ならかけ放題のほうが安くなります。通話1回あたりで見ると、1回10分なら月6回、1回15分なら月3回、1回20分なら月2回、1回30分なら月2回から、かけ放題が安くなります。課金は30秒単位の切り上げなので、実時間ではなく課金回数で数えるのが正確です(2026年7月時点・ahamo公式で確認)。
Q. ahamoのかけ放題にすれば通話料は全部無料になりますか?いいえ、対象外があります。ナビダイヤル(0570)やテレドーム(0180)などの他社接続サービス、(188)の特番、番号案内料(104)、衛星電話/衛星船舶電話、SMS、海外での発着信・国際電話(WORLD CALL)は、かけ放題オプションでも5分無料でも定額の対象外で別途料金がかかります。企業のサポート窓口は0570が多いため、そこが長電話の主因ならかけ放題を付けても請求は減りません(ahamo公式で確認)。
Q. ahamoのかけ放題は月途中でも申し込めますか?日割りになりますか?月途中でも申し込めますが、適用されるのは申込み後の通話だけで、申込み前の通話料にさかのぼって適用されることはありません。料金も利用日数にかかわらず月額1,100円(税込)で日割り計算はされません(新規契約・MNP同時申込みの場合のみ申込月が日割り)。長電話の予定が分かっているなら、通話する前に、できれば月初に申し込むのが有利です(ahamo公式FAQで確認)。
一次ソース
- ahamo「料金・データ量」公式ページ: https://ahamo.com/plan/index.html (基本30GB・2,970円/5分以内国内通話無料(回数無制限)/5分超22円・30秒/かけ放題+1,100円/大盛り+1,980円・2026-07-28確認)
- ahamo「料金・データ量」公式ページ注釈(かけ放題オプション/5分以内国内通話無料について): https://ahamo.com/plan/index.html (海外での発着信・WORLD CALL・SMS・(0570)(0180)などの他社接続サービス・(188)特番・(104)番号案内料・衛星電話/衛星船舶電話などへの発信は定額対象外・2026-07-28確認)
- ahamo公式FAQ「ahamoの国内通話料金はいくらですか?」: https://faq.ahamo.com/faq/show/3 (1回5分以内無料・5分超過後30秒22円/かけ放題1,100円で国内通話24時間無料/料金明細サービス(My docomo)の確認には事前の申込み(無料)が必要・2026-07-28確認)
- ahamo公式FAQ「音声オプション『かけ放題オプション』は、月途中に申込みできますか?」: https://faq.ahamo.com/faq/show/149 (月途中申込可・申込み後の通話から適用/利用日数にかかわらず1,100円で日割りなし/新規契約・MNP同時申込みは申込月を日割り・2026-07-28確認)
- ahamo公式FAQ「かけ放題オプションの申込み方法を教えてください。」: https://faq.ahamo.com/faq/show/2212 (ahamoサイト・アプリのメニュー「アカウント」→「かけ放題オプション」から申込み・2026-07-28確認)
- ahamo公式FAQ「各種サービスやかけ放題オプションの解約方法について教えてください。」: https://faq.ahamo.com/faq/show/547 (オンライン手続きから対象オプションを解約・2026-07-28確認)
- ahamo公式FAQ「ファミリー割引・家族間通話について」: https://faq.ahamo.com/faq/show/559 (ahamo発信は家族間通話無料の対象外・5分無料/5分超22円30秒が適用/他回線→ahamo宛は無料・2026-07-07確認)
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